
野はら屋 佐々木かおり
鹿児島県で育った佐々木さんは、沖縄の大学への進学の中、焼物と出会い、北窯でのバイトなどする中、道一筋の職人さんに憧れ、松田米司さんに師事し北窯一期生として1995~2005年の約10年間沖縄のやちむんを学びました。

生まれ育った土地の素材にこだわる米司さんの背中を見てきた佐々木さんは、その土地の材料でその土地の焼物を焼くという教えに学び、2006年地元である鹿児島に帰郷し「野はら屋」を開窯。薩摩の赤土や霧島、入来のモノ、桜島の灰や木の灰などを使い、沖縄の感覚を通し、鹿児島の土地から作られる、新たなご自身の器を作陶しています。

何でも、はじめは沖縄の器になってしまい、それでは駄目だと鹿児島の器を意識して作ったりと試行錯誤を繰り返していたそうです。 最近は、あまり意識せず、自分の中から自然と出てくる作りたい器を作られてるそうで、どこか伸び伸びとして力強く、そして女性ならではの細やかな美しさも感じる器もあったりと、これからも、とても楽しみな作り手さんです。
野はら屋 佐々木かおりさんの器の一覧

お邪魔させて貰って、とてもステキな雰囲気の工房だなぁと思ってましたら、学んできた沖縄・北窯の工房と同じ作りにして建てられたそうで、床は土間、窓のサッシは木で、冬はとてつもなく寒いようです。^^

