愛媛県砥部町でロクロから絵付け、装飾まで手で丁寧に作られている中田太郎・千晴さんご夫婦による窯元さんです。 太郎さんは同じ砥部焼の中田窯・中田正隆さんの息子さんであり、2017年の開窯まで太郎さん、千晴さんも職人として働いておられました。 皐月窯さんのおもしろいのは、太郎さんは中田窯の流れを感じる古作を参考にした絵付け、造形などが特徴であり、奥さんの千晴さんは、花や動物などをモチーフにイッチンと呼ばれる化粧土の装飾などで丁寧にかわいらしい器を作っておられます。 お二人とも決しておごらず、実直に作陶に向かう姿勢やそれらを追求する様を見ていると、中田窯さんのDNAを感じずにはいられません。これからが楽しみな窯元さんです。